AAAAレコードの役割
AAAA(クアッドA)レコードは、www.example.com のようなホスト名を、128ビットのIPv6アドレスに対応付けるDNSリソースレコードです。IANAではタイプ番号28として登録され、IPv6向けDNS拡張を定めたRFC 3596で形式が定義されています。
たとえば 2001:db8::1 のような値が返れば、そのホスト名にはIPv6の接続先が公開されています。値の例に使う 2001:db8::/32 は文書用の予約範囲であり、実運用には使いません。
Aレコードとの違い
| 項目 | Aレコード | AAAAレコード |
|---|---|---|
| 対応する通信 | IPv4 | IPv6 |
| 値の例 | 192.0.2.1 | 2001:db8::1 |
| 同時設定 | 同じホスト名にAとAAAAを併記できます | |
AAAAレコードを確認する方法
- DNSレコード確認ツールを開きます。
- URLではなく、確認したいドメインまたはホスト名を入力します。
- 「AAAA」を選ぶと、IPv6の値だけを確認できます。
example.com と www.example.com は別のホスト名です。サイトで実際に使っている方を確認してください。
設定が必要になる場面
- WebサーバーやCDNがIPv6の受信に対応し、IPv6アドレスを案内している
- IPv4とIPv6の両方でサイトを到達可能にしたい
- 現在のAAAAレコードが、移転後も古いサーバーを指していないか確認したい
サーバー側でIPv6を受けられないのにAAAAレコードだけを追加すると、一部の利用者が接続できなくなる可能性があります。ホスティング事業者が示す値を確認してから設定してください。
表示されない・変更が反映されないとき
- 対象のホスト名にAAAAレコード自体が設定されていない
- CNAMEの参照先にAAAAがあり、直接の値が別名として返る
- リゾルバや端末に、変更前の応答がTTLの期限までキャッシュされている
- DNSSECの検証失敗などでSERVFAILになっている